Y はまわる

今回の Y ブームの発端が id:taguo さんで、さらにそのきっかけとなった一部が自分のエントリだったようです。今回のブームでλ計算をちょこっと勉強してみたので、これぞまさに再帰ですね!
飽きたと言っておきながらプチ数学ブームは、人物史として形を変えて続いていたり。

Y あたりの話は、数理論理学や数学基礎論に属するようです。集合論の矛盾にはじまり、ヒルベルト(ヒルベルト・プログラム)、ゲーデル(不完全性定理)、ノイマン(あまり関係ないけど)、アロンゾ・チャーチ(ラムダ計算)、チューリング(ラムダ計算)、クリーネ(正規表現の発明者)、ハスケルといった天才たちが関わっています。それぞれ wikipedia で調べるとおもしろいです。ゲーデルの人生に涙したり、ノイマンがコンピュータより計算が速いのかよ!とか。

プログラム言語 Haskell の名前の由来となっているハスケルカリーさんが研究していたのが組合せ論理(combinatory logic)というもので、チャーチのラムダ計算ととても似ているものです。コンビネーターってのはここから来た名前みたいですね。数学パズル ものまね鳥をまねる―愉快なパズルと結合子論理の夢の鳥物語 って本が気になります。近所の図書館にあるようなので、今度読んでみるかも。

というキーワードだけのたいした内容のないエントリーでトラバして、リンクも再帰させておきますw